換気方法(家づくり その92)

気密性の上がった家において換気はしっかりと考えておかないといけないようです。

24時間換気がほぼ必須となっており、建売住宅を見学した時でも、24時間換気は止めないように言われました。

24時間換気していないといけない家というのもなかなかどうなのかと思うところではありますが、シックハウス問題がある以上仕方が無いのでしょう。

換気は24時間換気装置を取り付けて「機械換気」で行うのですが、この換気方法にもさらに3種類あります。

第1種機械換気 吸気-ファン、排気-ファン
第2種機械換気 吸気-ファン、排気-排気口
第3種機械換気 吸気-吸気口、排気-ファン

第1種機械換気は「熱交換式換気扇」が通常備えられており、排気する空気の温度と吸気する空気の温度を交換することで、室内温度を保て省エネにつながります。

熱交換率も90%とかなり高いです。

デメリットはコストがかかること。

ランニングコストもありますが、設置コストがかなり高くなるようです。

しかも、1階と2階にそれぞれ設置する必要があります。

ただし、殆どのハウスメーカーが第1種機械換気を勧めてくるので、これが現在の高気密・高断熱の家に最も適しているのでしょう。

第2種機械換気は、吸気がファン。

外から強制的に空気を取り入れるので、常に外と同等の気圧(正圧状態)を保つことが出来ます。

デメリットは室内の温湿度環境が室外の影響を100%受けてしまうこと。現在この換気はほとんどどこも取り扱っていないようです。

第3種機械換気は、排気がファン。

コストがかからず、部屋ごとの換気を考えることが出来ます。

デメリットは強制排気となるため、室内が負圧となること。負圧が強くなるとドア等が明けにくくなるみたいです。

基本的に外気をたくさん取り入れたいし、窓を極力開けているので、第3種機械換気でもよいのではないかと話をしました。

窓をしっかり開けて外気を取り込んでいるのであれば、それほど気にしないだろうと思ったのですが、共働きで窓をいつも開けておけないことも考え、第1種機械換気のままとしました。

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