掃除

エアコン洗浄を自分でやってみた(1)

2021年8月1日


エアコンからカビ臭いにおいがすると嫁が叫んでいます。

エアコンを設置して5年経ち、その間1回だけスプレータイプの洗浄剤でフィンに吹き付けただけで、後は何もしていません。

自動掃除機能付きなので、フィルターに誇りはたまらないのですが、カビはまぁ無理ですよね。

こんな時は1台1万円とかでエアコン掃除をプロに任せるのでしょうけど、せっかくなので自分でやってみることにしました。

エアコンの構造も知りたいですし、、どのくらい汚れが溜まっているのかも気になります。

早速調べてみることにしました。

すると同じ型番のエアコンの掃除の仕方をYOUTUBEで照会されていました。

しかも、エアコン掃除業者の人がやっているようなので、プロの技も学べます。

構造自体はそれほど複雑ではなく、ビスもあまり留めていないので、数カ所外すだけで掃除が出来そうです。

フィルターを取った先にあるのは、アルミフィン。熱交換器としての冷却フィンとも呼ばれています。

そして、風を送る送風ファン。こちらは形状からシロッコファンと呼ばれているそうです。

縦長の細長い板状の羽が筒状に取り付けられているファンのことで、ドラム型になっています。

扇風機などのプロペラファンとは違って筒がずっと回っているので細長い場所には効率が良いようですね。

そしてフィンやファンに付いた水滴を受けるドレンパンがあります。

これはそのまま室外機などに流れていきます。

カビが生えるのは基本的にアルミファンでは無さそうです。

だから一生懸命エアコンクリーナーでアルミファンに吹き付けてもカビは取れませんでした。

カビが生えているかどうかは、吹き出し口から風向ルーパーの奥の方を見ると一番よく分かります。

懐中電灯で照らしてみると風向ルーパーからカビが付着していました。

ここにカビが生えているということはシロッコファンやドレンパンもひどいことになっています。

形状が分かり、カビが生えている箇所も分かったのでエアコンの解体をしていきます。

YOUTUBEの動画を見ながらカバーを外していきました。

ネジで止められているところは確かに数カ所と少ないので、あまりドライバーは使わずに済みます。

しかし、その分カバーとかは爪形状で止まっているところが多く、樹脂であるため折れる可能性が高いです。

正直エアコンの上部は見えないですし、どこに爪があるのかも分かりません。

無理に外そうとしたらすぐに爪が折れてしまいそうなので、非常に緊張します。

こんなことならねじ止めしてくれた方が何倍もマシです。

さらに自動掃除機能が邪魔です。

こいつも取れるようですが、かなり電気基盤の部分をいじらないといけないようなので止めることにしました。

その分しっかりと水が入らないように防水処理を施します。

送風ファンを覗いてみましたが、かなりカビだらけです。

すごいですね。

ここからが本格的な掃除です。

まずは水滴が飛び散らないようにするため、エアコン専用の防水カバーをかけます。

これが無い場合は、ビニールでくるむそうですが、やはり専用のものはいいなぁと思います。

全体をくるんで、下にホースの穴があり、そこから溜まった水が下のバケツに落ちるようになっています。

噴霧器を使って10リットル近くの水を吹き付けるので、かなり下のホースは必須です。

そしてエアコンのクリーナーですが、楽天で業務用のものを購入しました。

洗浄液の方が強力なアルカリ性で、もう一本のリンスが中和剤のようです。

あまりにカビがひどいので、エアコンにカビキラーを吹き付ければいいのではと思ったのですが、カビキラーも強力なアルカリ性です。

これを中和剤で後処理をせずに使うとアルミフィン等の腐食作用が働いてしまうそうです。

お風呂掃除等で利用するのは大量の水で流すためで、もし使用するなら綺麗に洗い流さないといけないですね。

噴霧器はこのために購入したもの。

4リットルの水に洗浄剤を混ぜて使います。

使うときは水鉄砲のように空気を圧縮するのですが、この作業が大変です。

1回の圧縮で1リットルくらいは勢いよく吹き付けられるのですが、その後はまたシュコシュコ圧縮しないといけません。

吹き付け終わったらしばらく放置です。

その間にフィルターを洗ってしまいます。

こちらはお風呂で中性洗剤等で洗いました。

フィルターにはスポンジ等でこすらないように書かれているのですが、ものすごい汚れです。

油も付いているようで多少ベタベタします。

こすると纏まった汚れが取れます。

これはちゃんこすらないと無理ですね。

フィルターが破れない強さで綺麗に洗いました。

洗い終わったフィルターは元のものと全然違いますね。

後は外せる風向ルーパーも洗います。

こちらも内側にはカビがついていました。

ここにはカビキラーを吹き付け、ガンガン洗いました。

エアコンの方の風向ルーパーも綺麗にしました。

ここにもカビキラーを使用しました。

この部分なら水で綺麗に洗い流せます。

その後、20分ぐらい経って、今度はリンス剤を入れた噴霧器で再度綺麗にします。

これにも4リットル使用しますので、圧縮を何度もやりました。

汚い場所はやはりアルミフィンではなく、送風ファンとその後ろですね。

かなり綺麗に出来たと思います。

終わってから最後カバーを戻します。


これが一番ドキドキかもしれません。

慎重にカバーをつけて、戻しました。

ちゃんと元通りに付けることが出来ました。

電源を入れて問題ないことを確認し、内部を乾燥させるため暖房モードで1時間温めます。

初めてなので、いろいろと調べながらやり3時間かかりました。

まぁ次は2時間以内で作業が出来そうです。

毎年1回はエアコン洗浄しようかと思います。


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