家づくり

屋上の防水材(家づくり その90)

土地を買い、注文住宅にすると決まって屋上をつけようと思ったのですが、いざいろいろ調べていくと屋上の防水が大変らしいです。

工務店等で話をしたら「FRPで十分です。ボートとかの防水もFRPで行っているし、問題はありません。」といいます。

これがマンションとかの鉄筋なら構造の違いもあり大丈夫なようですが、木造はかなり厳しいようです。

FRPはペンキのように塗るのですが、木造だと木の伸縮があったり、地震等により歪んだりするので、FRPにひびが入ってしまうようです。

そして、FRP自体も10年持たないので、塗り直しが必要となります。

あまり厚く塗るのもひび割れの原因となるようで、丁寧にしっかり塗る職人でないと危険なようです。

そこで最近流行っているのが金属防水。

永住産業の「スカイプロムナード」という商品がメジャーとなっており、この製品を使って各社が「プラスワンリビング」や「青空リビング」、「屋上庭園」等の商品名を付けて売っているようです。

金属防水には2種類あり、亜鉛メッキは10年、ステンレスは30年の補償が付いてきます。

今回選んだ4社とも金属防水でしたが、標準はどこも亜鉛メッキの10年のものでした。

コストは「屋根と同じコストで実現可能」とチラシに謳っているところもありましたが、よくよく読んでみると高級瓦屋根と同等となっていて、騙された感が満載です。

まぁ、普通に考えて屋根と同じで屋上が作れるわけがありません。

そんな永住産業の「スカイプロムナード」の評判もまちまちです。

ネットでは施工がいい加減等書かれており、不安はぬぐえません。

雨漏りを考えたら屋根の方が良いという結論になるわけですが、そんなことは分かっているわけで、論点がずれてしまっています。

いろいろと考えたのですが、やはり屋上は外せないので、少しでも良くするために30年保証のステンレスを採用することにしました。

ちなみに二階のバルコニーは10年の亜鉛メッキです。

この増額が25万円。メーカー側だとそこまで金額差はないような気がしましたが、購入量の違いなどといわれてしまうと仕方がありません。

この増額で安心を変えるなら良しとしましょう。


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