傾斜地(家づくり その12)

東京の郊外、多摩地域。

特に多摩川を越えると元々山だったところを削って住宅地にしているところが多く、傾斜地が広がっています。

傾斜も南傾斜だと前の家よりも高い位置にあるため日当たりが良くなりますが、北傾斜だとその逆で日当たりが悪くなります。

土地も土を削って平らにしていれば地盤は強固ですが、土留めをして土を盛っていると弱い地盤となってしまいます。傾斜地だと半分削って半分盛っているところも多いです。

東日本大震災でも傾斜地の地滑りがかなり問題となっていました。複数の家が地滑りを起こしたことにより土地の境界が保てなくなり、復旧が難航しているようです。

土地が広くなったならまだしも、上の家がずれ落ちて庭が狭くなった場合、納得がいかないのも当然でしょう。

そう考えるとあまり傾斜地は選びにくいですね。

選ぶ場合は土地の状態についてもしっかりと調べるようにした方が良さそうです。

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