床断熱と基礎断熱(家づくり その85)

壁は外断熱と内断熱がありますが、地面は床断熱と基礎断熱があります。

床断熱は一階の床下に断熱材を入れることで、べた基礎の場合は基礎となっているコンクリートからの冷気を遮断する方法です。

一方、基礎断熱はコンクリートとなっている基礎の周りに断熱材を張る方法です。

今回選定した4社のうちH住宅が基礎断熱でした。

こちらも北海道のような寒冷地域でない限り過剰と言われており、普通の地域だと7%以下しか普及していないそうです。

普及しない理由がコストの問題ではなく、シロアリが好む、床下換気が必要(湿度、結露)と問題があるようでした。

断熱材を白アリが食べるとは思わなかったのですが、湿度や結露が床下で発生するのは想像がつきます。

その分、床下換気の仕組みをしっかりしていれば問題ないと思いますが、リスクを増やしているだけの気がするので、床断熱で十分であり、基礎断熱は過剰と判断しました。

結構いろいろな建築士さんに聞いたのですが、基礎断熱が好きではないという人が多いみたいですね。これは東京で聞いたからであって、東北地方で聞いたら違う回答だったのかもしれませんけど。

好き嫌いは人により分かれるところもあるので、面白いといえば面白いと思います。

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